テスト対策や受験勉強を進めるときに大切なのは、目標を立て、計画を作り、実行していくことです。そのためには、勉強の計画を可視化し、実行度を管理していく必要があります。
「メモ帳やカレンダーを使ってみたけど長続きしない」「いろいろアプリがあるけど、どれがいいか分からない」という人に向けて、この記事では勉強の計画を記録・管理できるアプリを厳選して紹介します。
iPhone・Android問わず使えるものを載せていますので、上手に活用しながら勉強していきましょう。
(※アプリの内容や料金は記事公開時点の情報です。最新情報は必ず各アプリにてご確認ください)
Studyplus
「Studyplus」は、勉強に取り組んだ時間を可視化できるアプリです。
特徴
教科ごとに勉強時間を記録できる機能があり、苦手教科やテストの出題範囲に合わせて進捗を確認できます。
おすすめの活用法
上手く活用している人のアカウントをフォローすれば、勉強時間や勉強方法を参考にできます。他の人と切磋琢磨しながら勉強したい人は、誰かをフォローしておくのがおすすめです。またTwitterなどのSNSと連携できるので、友人と相互にチェックし合うのも効果的です。
料金
Studyplusは、無料で利用できます。有料プラン(月600円/年4,800円)では、広告を非表示にしたりSNSタイムラインに表示する投稿を選択したりできます。
コソ勉
「コソ勉」は、『勉強嫌いの私が1年で3000時間勉強して京大に合格した「ぬり絵勉強法」』をもとに勉強時間の可視化に特化したアプリです。
特徴
勉強内容や勉強時間に合わせて方眼紙を塗りつぶし、勉強の実績をパッと見で把握できます。国語は赤、数学は青、というように科目ごとに色分けできるシンプルで分かりやすいデザイン性も特徴で、どの科目の勉強が足りないかをチェックできます。
おすすめの活用法
どの科目もバランスよく勉強したい人に向いているアプリです。特に、得意科目ばかり頑張ってしまう人や、実技科目を忘れて5教科だけに専念してしまいがちな人と相性がよく、全体の勉強時間をコントロールするのに役立ちます。
料金
コソ勉は、無料で利用できます。
StudyCast
StudyCastは、15分×3セットを1タームとして勉強時間を管理できるアプリです。
特徴
集中力をキープするために勉強時間に区切りをつけて取り組めるアプリです。一人で勉強することも、友達と映像をつなぎながら勉強することもできるので、適宜休憩しながら長時間勉強したい人に向いています。
勉強時間は、教科別・期間別に自動集計されるため、振り返りにも便利です。
おすすめの活用法
友達と映像をつないで勉強する場合、つい話し込むことのないよう音声をオフにするのもよいでしょう。分からない問題を互いに教え合いながら勉強会をするときだけ、音声を繋げるという使い方もあります。休憩中はしっかり休憩し、メリハリのある勉強をしていきましょう。
料金
StudyCastは、無料で利用できます。LINEと連携すれば友達を誘いやすくなりますので、声をかけながら勉強しましょう。
スケジュール・プランナー
「スケジュール・プランナー」は、勉強の計画や定期テスト・小テスト・模試などのスケジュールを管理できるアプリです。
特徴
カレンダー形式でやるべきことをタスク化できます。テストや模試などはもちろん、今日やるべき勉強内容や目標も細かく入力できるので、一度入力すれば「今日は何からやろう」といちいち考える必要がありません。
おすすめの活用法
すでに完了した予定と、未達成の予定を分けて表示できるため、勉強の進捗に遅れが発生してもすぐ気づけます。
料金
スケジュール・プランナーは無料で利用できます。広告を非表示にしたい場合、追加250円で対応できます。
学習記録帳
「学習記録帳」は、月間・年間ごとの勉強時間を管理できるアプリです。
特徴
学習記録帳は、科目ごとの勉強割合や累計の学習時間を記録できます。月間や年間単位で積み上げてトータルの時間を把握するにも便利で、過去の頑張りを可視化できます。
科目は自由にカスタマイズできますので、受験に必要な科目だけでも、テストに出る全科目でも対応可能です。
おすすめの活用法
定期テストや模試の点数を記録しておきましょう。勉強時間が増えているのに点数が伸びていなければ勉強方法を見直すなど、次の手を考えるのに役立ちます。
料金
学習記録帳は、無料で利用できます。追加で250円払うと、過去全ての勉強情報をCSVファイルで出力できます。
みんチャレ
「みんチャレ」は、勉強習慣をつけることに特化したアプリです。
特徴
みんチャレは、三日坊主になりやすい人に向いているアプリです。勉強に限らず、ダイエット・筋トレ・ランニングなど多くのジャンルに対応しており、日々取り組んだ内容を報告することでモチベーションを上げられます。
チーム内のメンバーからも同様に報告がアップされるので、サボりそうになった自分に歯止めをかけられます。
おすすめの活用法
同じ目標の仲間とチャレンジ内容や成果を報告し合えるので、自分一人で頑張るのがつらい人におすすめです。カテゴリを「勉強」「受験」などに設定すれば、同じように勉強している学生とつながれます。
料金
みんチャレは、無料で利用できます。課金してコインを購入すれば、コインの使用数に合わせて本気度の高いプレミアム限定チームに参加できたり、過去の自分のチャレンジを全て振り返ったりできます。
集中
「集中」は、集中力を継続するトレーニングができるアプリです。
特徴
時間を決めて集中する癖をつけたいときに役立ちます。
始まる時間と終わる時間を決めて取り組み、終了した時間が目標の時間とどれくらいズレているかを管理できます。
おすすめの活用法
自習室やカフェなど長居できない場所で効率よく勉強したいときに利用すれば、自然と集中して机に向かいやすくなります。勉強中についダラダラしてしまう人や、他のことが気になってつい休憩が多くなってしまう人は、ぜひ利用してみましょう。
料金
集中は、無料で利用できます。過去の集中度を記録できるので、タイマー機能と合わせて使いましょう。
継続する技術
「継続する技術」は、30日間勉強を続けられるよう管理してくれるアプリです。
特徴
学習習慣を付けるのに役立ちます。三日坊主になったりテスト後は勉強がおろそかになってしまったりする人と相性がよく、頑張りを記録すると定期的に褒めてくれたり次の目標を提示してくれたりします。
まずは30日という目標を掲げていますが、継続する力がついてきたらどんどん更新し、次の30日に進みましょう。
おすすめの活用法
テスト前1ヶ月を集中して勉強したい人や、毎日コツコツ取り組まなければなかなか身につかない英単語・漢字・計算問題などに取り組む人に向いています。
毎日少しずつでも勉強する習慣をつけ、テストや受験の直前に焦らず済むよう対策しましょう。
料金
継続する技術は、無料で利用できます。「応援コメントがいい感じになる」「応援コメントが中二病になる」などユーモアのある追加機能(有料)もあります。
参考:高校生におすすめの勉強アプリ10選|全科目対応・英語特化・チャット・モチベ管理など
勉強の計画を立てるときのポイント
勉強は、目についたものから順に手をつけるのではなく、しっかりとした計画を立てていくことでより効率を上げられます。ここでは、勉強の計画を立てるときのポイントを解説します。
目標を明確にする
まずは、目標を明確にしましょう。数字を使ってより具体的な目標を立てることが肝心です。
「数学の定期テストを頑張る」ではなく「数学の定期テストで80点を取る」、「志望校に合格する」ではなく「志望校に合格するために5月末までに偏差値55を取る」というように、目標の内容や時期を数字で明確にすると達成度が分かりやすくなります。
苦手単元・出題形式を知る
苦手単元や出題形式を知り、対策すべきポイントを明確にしましょう。
せっかく勉強時間を長くしても得意科目ばかり取り組んでいたり、すでに解ける問題を繰り返しチェックしたりしていると、成績が伸びにくくなります。
点数や偏差値を上げたいのであれば、周りと差がついているのは何が原因なのかをはっきりさせるのが先決です。
開始・終了時間を決める
勉強の開始・終了時間を決めてメリハリつけて取り組みましょう。
だらだらゆっくり勉強するより、短時間で効率よく勉強した方が進みもよく、体力や気力も維持したまま他のことに取り組めます。
集中力を磨くためにも、無理せず勉強習慣をつけるためにも、徹底した時間管理がおすすめです。
振り返りをする
勉強後には、振り返りをします。
今日の目標をクリアできたか、集中できたか、予定通りの時間内に終わらせられたかをチェックし、次の目標まで決められればベストです。
クリアできない日があっても落ち込む必要はありませんが、クリアできない日が多すぎる場合は勉強の時間・内容・目標を見直しましょう。
前回の復習から始める
勉強するときは前回の復習から始めると、記憶に定着しやすくなります。
「せっかく勉強したのに忘れてしまった」「分かったつもりになっていて、実際のテストで知識を使えなかった」ということのないよう、繰り返しながら勉強していきましょう。
勉強の計画を立てるときは、復習に必要な時間も加えておきましょう。
まとめ
今回は、勉強の計画を記録・管理・閲覧できるアプリを8つ紹介しました。
- 勉強時間を可視化できる「Studyplus」
- 塗り絵形式で勉強を記録できる「コソ勉」
- 15分3セットの勉強を繰り返す「StudyCast」
- テストや模試の予定も入れられる「スケジュール・プランナー」
- トータルでの勉強時間を一目瞭然にする「学習記録帳」
- チームごとに頑張りを報告し合って切磋琢磨する「みんチャレ」
- 集中する時間を決めて取り組む「集中」
- 30日間継続して勉強できる「継続する技術」
目標を明確にして時間を区切ったり、苦手単元や出題形式を把握して繰り返し復習したりすることで、学習効率はぐんと上がります。
短い時間でも集中して取り組めるよう、アプリを使いながら勉強の習慣を付けていきましょう。