高校生におすすめの映画15選【観ればきっと人生の糧になる】

Edv Magazine 編集部

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高校生におすすめの映画15選【観ればきっと人生の糧になる】

新型コロナウイルスの影響で家で過ごす時間が増えているなか、小説や漫画など手軽に楽しめるエンターテインメントが注目されています。

映画もそのひとつ。1作品2時間程度で見終わるものが多いため、まとまった時間を取れない人でも楽しみやすいのが特徴です。

今回は、高校生におすすめの映画作品を15作紹介します。

自分の将来や勉強する意義について考えられるようなものから、現代社会に問いを投げかけるようなもの、友達や家族との絆を再確認するようなものまで幅広くピックアップしましたので、ぜひ見てみてください。

1. プライベート・ライアン

スティーヴン・スピルバーグ監督、トム・ハンクス主演の戦争映画。1998年に公開され、アカデミー賞で11部門にノミネートされるなど公開直後からの注目度が高く、監督賞・編集賞・撮影賞・音響賞・音響編集賞の5部門を受賞するなど大きな功績を残しました。

あらすじ

舞台は第二次世界大戦時のフランス。ノルマンディー上陸作戦の最中、兄弟3人全員を失ったジェームズ・ライアン(マット・デイモン)を本国へ帰還させるため、ミラー大尉(トム・ハンクス)を中心とした班が結成され、救出作戦を実行します。仲間の死や作戦への疑問などに面し、任務を遂行すべきという考えの他にさまざまな感情が芽生えます。

高校生におすすめな理由

冒頭20分、フランス・ノルマンディーに上陸する際の苛烈を極める戦闘シーンは、一度見たら忘れられなくなるでしょう。映像で見るからこその生々しさから、戦争の恐ろしさや辛さを感じられます。

また、たった1人の兵士を救うために複数人の兵士が戦場に向かうことの意義について考えさせられるシーンが多々出てきます。「みんなは1人のために、1人はみんなのために」という言葉の意味を掘り下げ、自分の立場で考えるきっかけにしてみましょう。

2. この世界の片隅に

片渕須直監督、のん主演(声優)の戦争アニメ映画。2016年に公開されました。

『漫画アクション』で連載されていたこうの史代による漫画が原作で、1133日という超ロングラン上映されたのが特徴です。日本国内の映画館における連続上映として史上最長記録を更新しました。

第40回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞、第21回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞などを受賞しています。

あらすじ

舞台は1944年の広島・呉。物資が徐々に不足するなかでも嫁ぎ先で賢明に暮らしている浦野すず(のん)でしたが、空襲によって大切なものを失います。その後、広島に原爆が投下され呉も大きな被害を受けますが、呉を自分の居場所として考えているすずは、その後も困難に対して立ち向かいます。

高校生におすすめな理由

唯一の被爆国である日本では、小学校から平和教育が行われています。戦争経験者が高齢化し、歴史の教科書上の出来事として捉えがちな戦争や原爆体験に関してもう一度考え直し、そこで暮らしていた一人ひとりの生活に想いを馳せるきっかけとなるでしょう。

現代において「戦争」をどう考えるか、世界各国で未だ起きている紛争や核実験の意義を問い直せます。

3. バッド・ジーニアス 危険な天才たち

ナタウット・プーンピリヤ監督、チュティモン・ジョンジャルーンスックジン主演のスリラー映画。2017年に公開されました。

製作地であるタイで興行成績ランキング2週連続1位を記録し、第16回ニューヨーク・アジアン映画祭のオープニング作品に選出されました。

あらすじ

教師である父と貧乏な2人暮らしを送るリン(チュティモン・ジョンジャルーンスックジン)は、努力を積み重ねて優秀な成績を獲得し、奨学金を得て名門校に入学します。友人を助けるつもりでテストのカンニングに協力してしまったリンは、次第にお金を受け取ることで複数人の友人たちにテストの答えを教えるようになりました。

最終的に国際的な大学入試試験の場においても厳しい監視の目をくぐりながらカンニングを提供することに決めたリンですが…

高校生におすすめな理由

「テストの点が取れないと困る」「簡単に答えが分かったらいいのに」という、誰しもが一度は悩みそうなことに焦点を当て、小さなカンニングがどんどん大事になっていく恐ろしさを目にできます。

努力を積み重ねてきた主人公と、努力せず点を稼ごうとする友人たちの対比が多く、お金と生き様のどちらが自分にとって大事なのかを考える一助となりそうです。

4. 英国王のスピーチ

トム・フーパー監督、コリン・ファース主演の歴史ドラマ映画。2010年に公開されました。

実際の出来事を中心にフィクションを加えながら制作された作品で、第83回アカデミー賞では作品賞など4部門を受賞しました。

あらすじ

吃音があり自分の思ったことをスムーズに話せないイギリス王ジョージ6世(コリン・ファース)が、スムーズな演説に向けて訓練する話です。王室出身のジョージ6世と、平民である言語療法士ライオネル・ローグ(ジェフリー・ラッシュ)との間には最初こそ確執があったものの、治療を進めるにつれて友情が芽生えるようになりました。

やがて1939年ポーランド侵攻を受けてイギリスはドイツに宣戦布告。ジョージ6世は全国民を鼓舞するための緊急ラジオ放送に臨みます。

高校生におすすめな理由

歴史を動かす有名な演説の裏で、大きな努力があったことが分かる作品です。吃音に関わらず、コンプレックスを抱えている人は現代日本にも多くいます。「できるはずない」「どうせダメなんだろう」と諦めたくなる気持ちに向き合い、一歩踏み出すチャンスになるでしょう。

5. それでもボクはやってない

周防正行監督、加瀬亮主演の社会派映画。2007年に公開されました。

実際に起きた「西武新宿線第1事件」をきっかけに、痴漢をはじめとして数多くの冤罪事件を取材しながら制作された作品です。第80回アカデミー賞・外国語映画部門に日本代表作品としてエントリーされました。

あらすじ

朝のラッシュ時間帯に乗って面接に向かおうとしていた金子鉄平(加瀬亮)は、電車内で女子高生に突然手を掴まれ、「痴漢したでしょ」と声をかけらます。濡れ衣を晴らそうとするも起訴されてしまい、弁護士や冤罪被害者団体の力を借りながらなんとか無実を証明しようと奔走し、最後の判決が下ります。

高校生におすすめな理由

日本に司法制度の在り方や刑事裁判の進め方に疑問を投げかける作品であり、既存のルールの穴を見つけ、自ら問題提起する力を養えるような作品です。当たり前にあることを当たり前と思わず、時には別角度から見直す必要性を身につけられます。

6. 風が強く吹いている

大森寿美男監督、小出恵介・林遣都主演の青春スポーツ映画。2009年に公開されています。

三浦しをんによる同名小説が原作で、第31回ヨコハマ映画祭にて新人監督賞・審査員特別賞を受賞しました。

あらすじ

寛政大学の新1年生である蔵原走(林遣都)は、同じ寮に住む先輩である清瀬灰二(小出恵介)に「寮の全員で箱根駅伝を目指そう」と誘われます。寮のメンバーは全員陸上初心者であり、厳しさを知っているからこそ走は猛反対します。

トレーニングを重ねながらも気持ちがすれ違うチームメイトをよそに箱根駅伝の予選会は近づき、結果が順位として現れます。

高校生におすすめな理由

スポーツや部活に熱中する人は、自分の境遇と重ねながら楽しく見れる作品です。一見無理だと思われることにもきちんと計画を立てて挑むチャレンジ精神や、仲間と手を取り合う協調性の大切さを再確認できるでしょう。周りの力を借りながら目標達成することの意義を教えてくれます。

7. ビリギャル

土井裕泰監督、有村架純主演のノンフィクション映画。2015年に公開されました。

坪田信貴による『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』が原作で、2015年度新藤兼人賞におけるプロデューサー賞を受賞しました。

あらすじ

大学受験を目指して塾に入った工藤さやか(有村架純)は、先生も驚くような珍回答ばかりする生徒でした。唯一知っている大学であった慶応義塾大学を第一志望として掲げたとき周りからバカにされたことに腹を立て、見返してやると一念発起して逆転合格を目指します。小学校レベルの問題も解けないさやかにとって、それは非常に険しい道でした。

高校生におすすめな理由

勉強は日々の積み重ねでできあがる一方、勉強「し直す」ことはいつだって誰にだってできるということを教えてくれる作品です。定期テストの成績や模試の偏差値に悩んでいる高校生にこそ見てほしい作品であり、諦めない心を呼び起こせます。

また、勉強に限らずスポーツ・芸術・恋愛など、これまで自分が苦手意識を抱えていたものに対して挑戦する意欲も生まれそうです。

8. SING/シング

ガース・ジェニングス監督、マシュー・マコノヒー主演(声優)の3Dアニメーションコメディ映画。2016年に公開されました。

映画の舞台をテーマにしたアトラクション「シング・オン・ツアー」がユニバーサルスタジオジャパンにできるなど日本での注目度も高く、吹き替え版の声優を担当したMISIAやスキマスイッチ・大橋卓弥による高い歌唱力も評価されています。

あらすじ

幼い頃からの夢を叶えて劇場のオーナーとなったバスター・ムーン(マシュー・マコノヒー)でしたが、経営が悪化し、一発逆転を狙って歌唱オーディションを企画します。一度は大失敗に終わったオーディションでしたが、舞台を作る楽しさやお客さんに楽しんでもらうことの喜びを思い出したバスターは、オーディション参加者の協力を得ながらミニステージを開催し、一躍評判となりました。

高校生におすすめな理由

日本内外で話題になった曲をモチーフとした軽快かつテンポのよいミュージック&ダンスを楽しみつつ、「本当に自分がやりたかったこと」を再確認する重要性を学べます。

がむしゃらに努力しているうちに目的と手段が逆になってしまうことは誰にでも起こり得ることですが、時には一歩立ち止まって自分の気持ちを確かめることも大切です。

9. おくりびと

滝田洋二郎監督、本木雅弘主演の現代ヒューマンドラマ映画。2008年に公開されました。

第81回アカデミー賞外国語映画賞と第32回日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞し、日本における死生観や職業に対する問いかけをした作品として評価されています。

あらすじ

プロのチェロ奏者であった小林大悟(本木雅弘)は、楽団の解散によって田舎に帰り、旅行代理店に再就職します。しかしその会社は旅行代理店ではなく、亡くなった人の納棺を行う会社でした。

妻や友人からの猛反対に遭いつつも納棺師としての仕事にやりがいを見出した小林は、細かやな配慮と心のこもった対応で評価を得始めます。

高校生におすすめな理由

「立派な仕事」「稼げる仕事」に就きたいと考える若者は多くいますが、改めて仕事や将来の職業選びについて考え直すきっかけになる作品です。差別やネガティブなイメージの裏側にも、人の想いが込められ、形になっていることを教えてくれます。

また、人生の始まりや終わりについて見つめることで、今当たり前に隣にいてくれる家族や友人の大切さも認識できそうです。

10. 最高の人生の見つけ方

ロブ・ライナー監督、ジャック・ニコルソン及びモーガン・フリーマン主演のヒューマンドラマ映画。2007年に公開されました。

「We live, we die. Wheels on the bus go round, and round.(人は生き、人は死ぬ。世の中はその繰り返しだ)」をキャッチコピーに掲げており、公開から2週間で拡大上映が決まるなど大きな評価を博しました。

あらすじ

家族のために実直に働き個人の夢を諦めてきた自動車整備工・カーター・チェンバーズ(モーガン・フリーマン)と、実業家として多額の資産を持ちながらも信頼できる家族や友人がいないエドワード・コール(ジャック・ニコルソン)が共に余命6ヶ月を宣告され、やり残したことを実現するために旅に出るストーリーです。

普通に暮らしていれば出会わなかったであろう2人が友情を築き、後悔しないような人生を歩もうとします。

高校生におすすめな理由

人生をいつだって全力で生き抜く心構えを教えてくれると共に、自分自身が満足できるような日々を送れたか、人を喜ばせるような働きができたかを問いかけてくれる作品です。

人によってさまざまな価値観があるなかで、自分が本当に大切にしたいものは何か、やり抜きたいことは何か、考えさせられます。

11. ターミナル

スティーヴン・スピルバーグ監督、トム・ハンクス主演のロマンス&コメディ映画です。2004年に公開されました。

物語の内容はさることながら、実在しないオリジナルの言語を操るトム・ハンクスの姿や、5ヶ月かけて作成した空港セットとそこで働く従業員役への徹底研修が話題となったこともあり、見どころの多い作品です。

あらすじ

クラコウジア共和国籍のビクター・ナボルスキー(トム・ハンクス)は、出国直後に自国でクーデターが起き政府が消滅したことでパスポートが無効になり、入国も帰国もできず9ヶ月もの長期間、空港ロビーで足止めされることになってしまいました。

英語ができない環境下で1人置かれても諦めることなく本を使って勉強し、空港職員を味方につけ、クーデター終了と共にようやくアメリカに入国します。

高校生におすすめな理由

異国の地でたった1人困難に遭ったときも、持前の勤勉さと真面目さで勉強を重ね道を切り拓いていくビクターの姿から、諦めない姿勢を学べます。特に、これから外国語を学ぼうとしている人や、現地の人とのコミュニケーションを不安に思っている人におすすめできる作品です。

12. きっと、うまくいく

ラージクマール・ヒラーニ監督、アーミル・カーン主演のインドコメディ映画。2009年に公開されました。

インド映画歴代興行収入1位を記録した大ヒット作品であり、2010年インドアカデミー賞では作品賞をはじめ史上最多16部門を受賞しました。

あらすじ

超難関理系校として名を馳せている大学の同期であるランチョー(アーミル・カーン)、ファルハーン・クレイシー(マドハヴァン)、ラージュー・ラストーギー(シャルマン・ジョシ)の3人は、学長の頭を常に悩まさせる3バカトリオとして有名な存在でした。

卒業後10年間行方不明になっていたランチョーを探す未来編も同時進行で展開し、「今を生きること」の価値を問われます。

高校生におすすめな理由

インド映画ならではの、歌やダンスを中心としたポップで軽快なハイテンションを楽しみながら見れるだけでなく、競争激化社会や若者の自殺問題など社会に疑問を投げかける作品でもあり、「幸せ」や「生きること」の意義を考えさせられます。

「成功とはあとでついてくる」という名言が示す通り、努力は後々になって認められるものだということを意識して自分の行動を見直すことができそうです。

13. グリーンマイル

フランク・ダラボン監督、トム・ハンクス主演のファンタジードラマ映画。1999年に公開されました。

スティーヴン・キングによる同名小説が原作で、2000年のアカデミー賞では音響・脚本・作品賞にノミネートされました。

あらすじ

1932年のアメリカ大恐慌時代の死刑囚収容刑務所を舞台とし、冤罪で逮捕されている死刑囚ジョン・コーフィ(マイケル・クラーク・ダンカン)と看守であるポール・エッジコム(トム・ハンクス)を中心に物語が展開します。

人の怪我や病を治す不思議な力を持つジョン・コーフィの力を目の当たりにしながら、冤罪であると分かりつつ死刑を執行しなくてはいけない苦悩が描かれます。

高校生におすすめな理由

理不尽な出来事とどう戦っていくかを考え、死刑制度の賛否についても考えられる作品です。また、正義とは何か、自分が為すべきことは何かを考えたいときに見れば、立場の違いで人の意見が変わっていくことについても理解できるようになるでしょう。

14. 最強のふたり

エリック・トレダノとオリヴィエ・ナカシュ監督、フランソワ・クリュゼ主演のフランスドラマ映画です。2011年に公開されました。

日本でも同年の第24回東京国際映画祭のコンペティション部門にて上映され、最高賞である東京サクラグランプリを受賞。フランスの歴代総動員数3位を記録するなど、大きな成績をあげました。

あらすじ

首から下を動かせないフィリップ(フランソワ・クリュゼ)は、介護の経験も看護の経験もないドリス(オマール・シー)を、介助人として採用することに。病人としてではなく1人の人間として接してくれるドリスに次第に心を開いていったフィリップでしたが、ドリスを実家に戻さなければいけないと感じたときに自ら別れの選択肢を取ります。

高校生におすすめな理由

怪我・病気・障害がどれだけ日常生活に不便さを与えることになるかを知ったうえで、一方当たり前のことを当たり前にできるようサポートを得たり他と変わらない対応をしてもらうことで精神的な負担が一気に軽減できることを学べる貴重な作品です。

立場・人種・思想・環境の枠に囚われず柔軟なコミュニケーションを取ることで、互いの友情は十分育めることも教えてくれます。

15. そして父になる

是枝裕和監督、福山雅治主演のファミリードラマ映画。2013年に公開されました。

第66回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品された映画であり、審査員賞を受賞。速報を受けて公開日時が前倒しされるなど、高い期待を背景に評価された作品です。

あらすじ

都心に住み順風満帆に仕事をしながら、子どもである慶太(二宮慶多)を一流私立小学校の受験に成功させた野々宮良多(福山雅治)は、ある日慶太が出産時に取り違えられた別家庭の子どもであることを知らされます。本当の家族は田舎で電気屋を経営している斎木家であり、これまで慶太が育ってきた環境との違いや取り違えの事実に困惑し始めます。

高校生におすすめな理由

親子や兄弟の絆、家族の形について問う作品です。特別養子縁組をはじめとして血のつながらない家族であっても仲がよかったり、血のつながった実の家族であっても縁を切っていたり、さまざまな形があるなかでどのような価値観を築いていくか改めて考え、社会や法の成り立ちについて想いを馳せられます。

まとめ

映画は、普段の自分では体験できないような世界観を見せてくれるだけでなく、新たな価値観や物の見方を与えてくれる貴重な存在です。ただ楽しみながら見ることはもちろん、自分だったらどう考えるか、登場人物の苦悩やトラブルの原因はどこにあるのか探しながら見ることで、発見も多くなるでしょう。いくつか気になったものをピックアップしてぜひ見てみてください。

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