大学進学を目指す高校生にとって、志望校選びや受験対策を進めていくために、大学の情報を効率よく集めることは大切です。
しかし「どうやって情報を集めればいいか分からない」「大学や学部がたくさんあって選べない」と悩む人もいるのではないでしょうか。
この記事では、大学の情報収集や志望校選びに役立つアプリを紹介します。iPhone・Android問わず使えるアプリをピックアップしているので、ぜひインストールして使ってみてください。
(※アプリの内容や料金は記事公開時点の情報です。最新情報は必ず各アプリにてご確認ください)
スタディサプリオープンキャンパス
スタディサプリオープンキャンパスは、気になる学校のオープンキャンパス情報を集められるアプリです。
特徴
スタディサプリオープンキャンパスは、「お気に入り」登録した学校・学部・学科に関する最新情報を自動でピックアップしてくれます。
オープンキャンパス情報が自動でカレンダーに登録されるためスケジュールを立てやすく、学校資料・パンフレット・願書などもまとめて簡単に請求できる機能もついています。
また、志望条件を登録しておけば条件に合った学校を紹介してくれるので、志望校がまだ決まっていない人にもおすすめです。
料金
スタディサプリオープンキャンパスは、完全無料で使えます。
マナビジョン
マナビジョンは、大学に関する情報や進学した先輩たちの口コミを閲覧できるアプリです。
特徴
マナビジョンは、進学情報をはじめ職業・学問・進路選択など、高校生が気になる「将来」に関する情報を提供してくれます。
気になった大学・専門学校のオープンキャンパス情報や資料を集めたり、気になる職業・学部について漫画で学んだり、「適職・適学チェック」で自分の適性を調べたりと、さまざまな機能が備わっています。勉強タイマーや自分の学んだ情報を記録するポートフォリオ機能も備わっているため、勉強アプリとしても使えます。
実際にその道に進んだ先輩の声や、進学イベントに参加した高校生の口コミが読めるので、生の声を知りたい人におすすめです。
料金
マナビジョンは、完全無料で使えます。
学生ウォーカー
学生ウォーカーは、首都圏の大学情報や学生生活情報に特化したアプリです。
特徴
学生ウォーカーは、1都3県(東京、神奈川、千葉、埼玉)にある大学・専門学校の進学情報から、学校ごとに異なる奨学金の情報、一人暮らしの物件情報といったものまで進学・学生生活に関わる情報を提供してくれます。
物件情報については、どの路線の家賃相場が安いか、家賃5万円だとどんな部屋に住めるかなどのコラムも充実していますので、首都圏での一人暮らしを検討している人におすすめです。
料金
学生ウォーカーは、完全無料で使えます。資料請求・部屋の問い合わせ・相談など全て無料でできるので、受験合格後の調べものにも安心です。
ベスト進学ネット
ベスト進学ネットは、専門学校・短大・大学の資料請求やイベント情報収集ができるアプリです。
特徴
ベスト進学ネットは、資料請求の便利さが特徴です。条件に合う学校の資料を一括請求できる機能や、「地元進学応援特集」「ナイトオープンキャンパス特集」「女子のための学校特集」などさまざまなテーマがあり、興味のある学校が見つけやすくなっています。
学校情報だけでなく、資格・学問・仕事・地域・最新ニュースに関するトピックも充実しています。
料金
ベスト進学ネットは、完全無料で使えます。一部、資料請求に送料がかかる場合がありますので、事前にチェックしてから申し込みましょう。
河合塾ガイド for 高校生
河合塾ガイド for 高校生(以下、河合塾ガイド)は、大学入試に必要な情報やイベント開催情報に簡単にアクセスできるアプリです。
特徴
河合塾ガイドは、目的別に志望校を選べやすいのが特徴です。
「難関大・医学部を目指す」「海外進学を目指す」「英語・英会話を学ぶ」「幼児教育を学ぶ」などカテゴリ別に大学・学部を分けているため、目的や志向に合った学校を見つけられます。また、河合塾のイベントや体験授業もアプリ上から簡単に申し込めます。
料金
河合塾ガイドは、完全無料で使えます。河合塾のイベントや相談会に申し込んでもその場で料金が発生することはありませんので、安心して使えます。
大学公式アプリ
各大学が受験生向けのアプリをリリースしていることもあります。興味のある大学や志望校のアプリがあれば、インストールして情報をチェックしてみましょう。
特徴
各大学の公式アプリは、オープンキャンパスや入試情報の詳細を知るのに便利です。
入学センターから配信されるニュース、デジタルパンフレットの閲覧、入試形態別の解説、留学や奨学金の情報など、内容は多岐に渡ります。なかにはバーチャル・オープンキャンパスや模擬講義の動画配信をしている大学もありますので、気になる学校のアプリはぜひインストールしておきましょう。
料金
ほとんどの場合、完全無料で使用できます。一部資料請求に料金がかかりますが、アプリ内課金になることはほぼなく、着払いか後からのコンビニ払いであるケースが大半です。
慶応義塾大学受験生向けアプリ
慶応義塾大学受験生向けアプリは、進学相談会・キャンパスツアー・進学イベントの情報などを見ることができます。学園祭など大学内の様子が伝わりやすいイベントも積極的にアナウンスしてくれます。
立教大学受験生用アプリ
立教大学受験生用アプリは、入試やイベント情報はもちろん、各学部の紹介やデジタルパンフレットなども充実しています。池袋キャンパスや新座キャンパスなどをアプリ内で見学できるコンテンツもあり、遠方でなかなかオープンキャンパスに参加できない学生にもおすすめです。
法政大学アプリfor受験生
法政大学アプリfor受験生は、15学部38学科全ての詳細な資料を閲覧できます。一部のコンテンツ閲覧には会員登録が必要ですが、料金はかかりません。
受験情報の効率的な集め方
ここからは、受験情報を効率よく集める方法を解説します。アプリ以外にもさまざまな方法がありますので、参考にしてみてください。
大学ごとに資料請求する
気になる大学があれば、個別に資料請求をしてみましょう。アプリだけでは伝わり切らないキャンパスの様子や先輩へのインタビューなどが掲載されていて、入学後の生活を想像するのに役立ちます。また、願書や入試要項も同時に取り寄せれば、出願条件や受験の日付を確認できます。
大学の公式サイト・SNSをチェックする
大学の公式サイトやSNSをチェックしましょう。受験生向けの特設ページやSNSアカウントを作っている大学もあり、オープンキャンパスや模擬講義の情報を仕入れるのに便利です。普段使っているTwitterやInstagramのアカウントでフォローしておけば、何気ないタイミングで目に入りやすくなります。
オープンキャンパスに参加する
オープンキャンパスに参加して大学の雰囲気を感じるのもおすすめです。ネットやアプリで大学の様子をなんとなくは知れますが、やはりリアルにまさるものはありません。
オンラインでオープンキャンパスを開催している大学もあるので、気になる大学が複数あってスケジュールが確保できないときや遠方からの参加が厳しいときには積極的に活用しましょう。
文化祭・模擬授業・学外向け研究発表会に参加するのも、学生や教授と交流するいい機会になります。
塾・予備校の入試報告会に参加する
塾や予備校が開催している入試報告会に参加するのもおすすめです。大学の特徴だけでなく、例年の志願者数・倍率・出題傾向など、「合格するため」の解説が充実しています。
なかには過去出題された入試問題をピックアップして解き方や考え方を解説してくれる塾もあるので、志望校への合格実績が高い塾・予備校のイベントは早めに予約しておきましょう。
受験情報誌を読む
複数の大学を比較したいときは、受験情報誌を使いましょう。
学部・学科・入試科目・入試時期・入試形態・留学制度・奨学金の有無・就職先など一律の情報が掲載されているため比較しやすく、気になる学校が多すぎて迷ってしまうときにも便利です。
受験情報誌は、学校の進路指導室・図書室や書店で取り扱っているので、確認してみましょう。
まとめ
今回は、大学情報を集めるのに便利なアプリを6コ紹介しました。
- オープンキャンパス情報を収集しやすい「スタディサプリオープンキャンパス」
- 口コミが多く生の声を知りやすい「マナビジョン」
- 首都圏の学校情報に特化した「学生ウォーカー」
- 大学だけでなく専門学校や短大の資料請求もしやすい「ベスト進学ネット」
- 目的別の大学検索や河合塾講座の予約ができる「河合塾ガイド for 高校生」
- 各大学でリリースしている大学公式アプリ
また、アプリだけでなく実際にオープンキャンパスや入試報告会に足を運んだり、受験情報誌や大学のSNSから情報を集めたりするのも効果的です。早い段階から少しずつ始め、志望校選択のときに焦らないよう取り組みましょう。
また「高校生におすすめの勉強アプリ10選」の記事では、受験勉強に役立つアプリを紹介しているため、気になる方はぜひ読んでみてください。