仕事のやりがいとは?やりがいを感じる場面や見出し方を解説

Edv Magazine 編集部

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仕事のやりがいとは?やりがいを感じる場面や見出し方を解説

「将来お金は稼ぎたいけど、つまらない仕事はしたくない」「大変でもやりがいを感じられる仕事をやりたい」と考えている人は多いのではないでしょうか?しかし、そもそも「仕事のやりがい」とはなんでしょうか。

今回は、仕事のやりがいとは何か、そして、どんな場面でやりがいを感じられるのか解説します。また、やりがいを感じる瞬間を増やすために自ら見出す方法や、実際の職業を例にやりがいを感じる瞬間を紹介します。

「高校生にはまだ早いよ」と思う方もいるかもしれませんが、今から「働くやりがい」について考えておくことは、バイトやインターンをするなかで、またキャリアを考えていくなかでもきっと役に立つので、ぜひ読んでみてください。

「やりがい」とは?

やりがいは、自分が行動したことに対して達成感・充実感・満足感・幸福感を覚えることを指します。仕事に限らず、勉強・趣味・家事・ボランティアなどやりがいを感じるシーンは多岐に渡り、やりがいを感じることで前向きに努力したり失敗をしても成功の糧にしたりしやすくなります。

仕事にやりがいを求める若者が増えている

パーソナルキャリアの「はたらく価値観」調査では、「仕事にやりがいを求める若者が増えてきている」という結果が出ています。「仕事にやりがいがほしいですか?」という質問に対し、「そう思う」「少しそう思う」と回答した人は全体の約9割にのぼり、給料や待遇だけを重視して仕事選びをしていないことが読み取れます。

一方で昨今は「やりがい搾取」が問題になっています。給料や待遇よりもやりがいこそが仕事の醍醐味であると一方的に押し付け、仕事の質や量に見合った給料や残業代を支給しないブラック企業が増えているのです。

仕事にやりがいを感じる瞬間とは?

仕事にやりがいを感じる瞬間とは?

では、実際に仕事をしていてやりがいを感じる瞬間はどこにあるのでしょうか。代表的な例をお伝えします。

評価・感謝されたとき

顧客や取引先から「ありがとう」「助かりました」と感謝されたり、自分を信頼して契約してくれたりした場合、「次も頑張ろう」「この人のためにいいものを届けよう」といったモチベーションアップに繋がります。その仕事のおもしろさを再認識し、ポジティブな気持ちになるでしょう。

また、社内の上司や同僚から働きぶりを認められたときも、やりがいを感じるでしょう。自分の頑張りが正当に評価されることで、会社への帰属意識も上がります。

組織に貢献できたとき

営業売上でいい成績を残す、新しく開発した商品が大ヒットするなど、組織に貢献できたときもやりがいを感じるでしょう。結果が出るまでの苦労や努力が報われたように感じ、達成感を味わえます。

また会社に貢献したことで周りからの評価や期待も高くなり、今後も努力しようという気持ちが芽生えます。

成長を実感したとき

給料が上がった、昇進した、ハードルの高い商談を成功させたなど、自分の成長を実感することでやりがいを覚える人もいます。成長にはゴールがないので、次の新しい目標も見つかり、仕事のモチベーションも高まるでしょう。

やりがいを見出すためのポイント

ここまで「やりがいを感じる瞬間」の代表例を紹介しましたが、自らの仕事に対する姿勢を変えることでも「やりがい」を見出すことができます。ここでは具体的な「やりがいの見出し方」を紹介します。

仕事に本気で取り組む

勉強もそうですが、受け身の姿勢で取り組むのと、主体的に本気で取り組むのとでは、結果は同じであっても、そこに至るまでの過程が大きく異なります。本気で仕事をするというのは、目の前のやるべきことについて深く考えたり、何度も試行錯誤をしたりするということです。受け身でやる人の何倍も、思考が深くなり、経験値も多くなるでしょう。そうすると、仕事の新たなおもしろさに気づいたり、成果を出すことのモチベーションも高くなります。

顧客第一で考える

自分や自社の都合ではなく、顧客や取引先の幸福や満足を第一に考え動くことも、やりがいにつながります。一般的に人は自分に対しては甘くなりがちで、自分本位の思考や行動はモチベーションに繋がりにくいです。しかし、顧客や取引先という他の誰かのために尽くすことは、一定のクオリティや期限の厳守が求められるため、自ずと仕事に駆り立てられます。

ライバルを意識する

上司や同僚、または他社の優秀な社員など、競い合うライバルを意識してみるのも手です。「いつかこの人を超えてやる」「この人にだけは負けたくない」と思うことで自分を奮い立たせ、意欲的に仕事ができます。またライバルは競い合うだけでなく、高め合う存在でもあるので、片方のレベルが上がるともう一方のレベルも上がりやすくなるという相乗効果を期待できます。

【例】職種別のやりがい

何にやりがいを感じるかは、人それぞれの性格や職種によって異なります。ここでは、具体的に職種別にやりがいを感じるポイントを紹介します。あくまで例ですので、実際には様々なパターンがあります。

看護師のやりがい

看護師は、怪我や病気をした人の世話や、健康診断・献血などに訪れた人のサポートをする仕事です。医師や臨床検査技師などと関わり合いながら、チームワークで仕事に当たります。

看護師のやりがいは、患者が回復に向かって元気になったり、患者の家族が医療サポートに安心してくれたりするときに感じます。手術や治療には、多くの心配や不安がつきまとうものです。丁寧に寄り添い、気持ちを理解しながらサポートしていくことで、感謝される機会も増えていくでしょう。

教師・講師のやりがい

教師・講師は、学問を教え、集団生活の指導や保護者とのコミュニケーションを行いながら子どもたちの健全な育成をサポートする仕事です。学校の先生だけでなく、塾や予備校の講師も当てはまります。

勉強や部活動に前向きになっている姿や、生徒たちの成長を感じられるときに、やりがいを感じる先生が多いです。「先生のクラスでよかった」と言ってもらえたら感無量でしょう。

介護士のやりがい

介護士は、高齢者や障害者をサポートし、その人らしい生活の実現を支える仕事です。少子高齢化社会の日本では今後ますますニーズが高まっていきます。

生活するうえで感じる不便さや不自由さを取り除き、被介護者のできることが増えたり感謝されたりしたときにやりがいを感じます。

商品企画のやりがい

商品企画は、まだ世に出ていない新しい商品をゼロから企画し、形にしていく仕事です。市場や顧客のトレンドを分析し、他社にはない自社の強みを活かした商品のコンセプトを作り上げます。

新しいものを提案するゆえに、社内の理解が得られなかったり、世に出したときに思ったような反響が得られないことも往々にしてあります。

だからこそ、無事商品化でき、多くの人が手に取ってくれたときは大きな喜びを感じます。

ストアスタッフのやりがい

ストアスタッフは、店舗を訪れるお客に対して商品をおすすめし、販売やサービスの提供を行います。お客のニーズを正確につかみ、商品やサービスの購入に至ったときは大きなやりがいを感じます。

まとめ

今回は、仕事の「やりがい」について紹介してきました。

働くうえでやりがいを感じる瞬間は主に

  • 評価・感謝されたとき
  • 組織に貢献できたとき
  • 成長を実感したとき

の3の場面があります。

また「仕事に本気で取り組む」「顧客第一で考える」「ライバルを意識する」ことでも、やりがいを自ら見出すことができます。

高校生にとって働くことはまだあまりイメージができないことかもしれませんが、ぜひ今回紹介したことを心の片隅において、バイトやインターンシップに取り組んでみてください。

また、変化の激しい現代においてどんな働き方をしていけばいいのか悩んでいる方は、ぜひ働き方に関するおすすめ本を参考にしてみてください。

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