高校生のスマホ依存|原因を知って対策しよう【チェックリスト付】

Edv Magazine 編集部

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高校生のスマホ依存|原因を知って対策しよう【チェックリスト付】

昨今、中高生をはじめ若者のスマホ依存が深刻だといわれています。スマホ依存とはどういう症状を指し、どういった影響を及ぼすのでしょうか。

今回は、スマホ依存の症状や依存度チェック、スマホを高校生が効果的に活用する方法を紹介します。この機会にチェックしてスマホとの付き合い方を見直してみてください。

スマホ依存とは

スマホ依存とは、1日の多くの時間をスマホに費やしたり、勉強や仕事などやるべきことを避けてスマホに逃避したりと、スマホ使用が日常生活に支障をきたしている状態のことです。

スマートフォンが幅広い年代に普及したこと、通信料や通話料が安価になったことにより、スマホを頻繁に使用する人は増加し、1日あたりの使用時間も長くなっています。日常的にスマホを使っている現代人は、気づかぬうちにスマホ依存症になってしまっている可能性が高いです。

中高生のスマホ依存の現状

スマホ依存の統計情報は不足しているため、ここでは代わりにネット依存の数値をみていきます。中高生のほとんどがスマホでネットを利用しているため、相関関係は強いでしょう。

2019年と2020年の中高生のネット依存率を比較してみると、中学生は15.3%→18.9%、高校生は19.3%→28.5%といずれも顕著に増加しています。2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で自宅にいる時間が長くなった人も多く、スマホに触れる時間がより長くなったのではないかと予想されます。

ちなみに、この同調査は小学生も対象に行われ、小学生のネット依存率も10.2%から13.7%と増加していました。

スマホ依存になる原因

友人とのやりとりや動画の視聴、ゲームやSNSなどさまざまな機能を楽しめるスマホですから、依存してしまいがちなのはわかります。スマホ依存になる原因もまさしくこれで、簡単に楽しいことに触れられること、多くのツールがあるため飽きないこと、ネット上のコミュニケーションを通してストレスを緩和できることなどが挙げられます。

「スマホ依存」というと悪いことのように思えますが、スマホを使用すること自体が「悪」というわけではなく、それなりにメリットもあるといえるでしょう。

スマホ依存がもたらす影響

スマホに依存し過ぎると、身体や心にさまざまな影響をもたらします。

身体への影響

スマホ依存が最も影響をもたらすのは「脳」です。スマホに依存しすぎると、自分や相手の感情を読み取る力、注意力や記憶力などの低下につながるといわれています。

中学生や高校生は身体はもちろん、脳も大きく発達する時期であるため、スマホ依存による脳への影響はより深刻です。

また、視力の低下や頭痛、腰痛、首の痛み、肥満といった直接的な身体への影響もあるといわれています。さらにスマホに熱中しすぎてエコノミークラス症候群(長時間同じ姿勢でいることにより、血流が悪化して痛みや腫れが生じること)になり、命に関わるような重篤な症状を引き起こす場合もあるので注意が必要です。

心への影響

スマホを見る時間が長くなると、さまざまな経験をする時間が奪われるとともに、精神状態や自律神経にも影響を与えます。主に、睡眠時間が短くなる、スマホが手元にないとイライラしてしまう、引きこもりがちになる、食欲がなくなる、無気力になるなどの症状が見られます。

スマホ依存症は学力低下や栄養不足、不登校といった体調や人生を狂わせる深刻な問題を引き起こす可能性もあるので、「スマホ依存かもしれない」と思った時点で改善・治療していくことが大切です。

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もしかしたらスマホ依存?スマホ依存チェックリスト

「スマホ依存」という症状があると知っていても、スマホ依存かどうかは自分ではわかりにくいものです。

以下のチェックリストで、5個以上当てはまる人はスマホ依存症予備軍8個以上当てはまる人はスマホ依存症にすでになりかけているといえます。

あなたはいくつあてはまりますか?

  • 朝起きたらとりあえずスマホをチェックしている
  • 用事もないのにスマホを触っている
  • 外出の際には予備のバッテリーが欠かせない
  • スマホが手元や近くにないと不安になる
  • 歩いているときにもスマホを手に持っている
  • 人といる、話しているときにもスマホをチェックしている
  • スマホの通知音が聞こえると「自分のものではないか」と見てしまう
  • 外出先で電波がつながるかどうかが気になる
  • 充電が残り少なくなると不安になる
  • スマホを見ていない時間が長いとイライラしてしまう
  • 入浴中にスマホを触っている
  • 寝るとき枕元にスマホを置いている
  • スマホを見ていて睡眠時間が減った
  • スマホを使う時間が増え、学習時間が短くなった、成績が下がった

スマホ依存から抜け出すための方法

スマホ依存の傾向があるとわかっていても、なかなか「やめよう」と思えない、やめたいけどやめられないのが「依存」です。特にスマホはもはや生活に欠かせないアイテムなので、なかなか依存から抜け出せないという難点があります。

スマホ依存から抜け出すために通知機能を切る、寝室に持ち込まない、チェックする時間を決めるなど比較的実践しやすいこともあります。本格的にスマホ依存を改善したいと思ったら、以下の方法を試してみることもおすすめします。

納得できるルールを決める

中学・高校生の場合、スマホ依存症の傾向が見られると保護者に「スマホをやめなさい」「解約するよ」などといわれることもあるでしょう。しかし、半ば強制的にスマホを解約される、没収される、アプリを削除されるなどすると、そのイライラは親への反発や不仲へとつながり、ますますスマホに依存してしまう負のスパイラルになりかねません。

スマホ依存から抜け出すためには、本人だけでなく家族の理解、サポートも必要です。ルールを決める場合も本人が達成できない、大きなストレスとなるような内容では逆効果になってしまう場合もあるため、まずはスマホ依存という症状について家族でよく話し合い、どのように改善していくのかというプランを立てていきましょう。

「20時以降は使用しない」「寝室には持っていかない」「食事中は使わない」など本人のできそうなことからルールを決めていき、クリアしたらもう少しハードルの高い目標を設定する、というように徐々にスマホから離れていけるようにしていけば、ストレスも比較的少なくスマホ依存から脱却していけます。

また、家族もスマホやパソコンから離れる時間を一緒に作り、スマホ依存の改善に協力の姿勢を見せれば、「自分のために周りも頑張ってくれる」と本人の励みになり、家族の絆も深まるのではないでしょうか。

スマホ依存対策アプリを活用する

スマホ依存対策のためのアプリも開発されています。利用時間を見える化する、ゲーム形式でスマホ依存から抜け出せるなど、楽しみながらスマホから離れられる工夫が施されたアプリを活用するのも1つの方法です。

おすすめのアプリは「スマホをやめれば魚が育つ」です。

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その名の通り「スマホを触らなければ魚が育つ」という単純な仕組みですが、魚の種類が豊富なこと、スマホに触らず勉強や仕事などの作業に集中した時間がグラフとして記録されていくことなどから、スマホ依存を楽しく脱却できると人気を集めています。ゲーム感覚で楽しむことが好きな人、結果が目に見えるのが嬉しい人には有効でしょう。

このほかにもスマホ依存を改善するためのアプリはいろいろあるので、自分に合ったものをぜひ見つけてみてください。

深刻な場合は病院での治療も

深刻なスマホ依存は学校生活や学習だけではなく、進路やその先の将来などにも大きな影響を与えることもあります。アプリを使用したり家族で協力したりしても症状の改善が見られない、スマホ依存が悪化していると感じる場合には、「こんなことで病院に行くのは…」「まだ病院に行くほどではない」と思わず、早めに受診をしましょう

スマホ依存症やネット依存、ゲーム依存などの人は増加しているため、スマホ依存改善のための治療が可能な病院は多くなっています。自分の力だけでは難しいと思ったら、近くで受診、相談できる病院を探してみてください。

高校生がスマホを効果的に活用するには

スマホ依存はよくないとはいえ、スマホは生活に欠かせないものでもあるため、「持たない」という選択は難しいです。高校生がスマホを効果的に活用するためには、どういった工夫をすればよいのでしょうか。

SNSとの付き合い方を見直す

スマホ依存の原因の1つにSNSがあります。LINEやさまざまなSNSを「チェックしなければ」「返信しなければ」という思いがスマホ依存を引き起こしかねません。複数のSNSを使用して見続けてしまうといった状態をなくすためにも、SNSとの付き合い方を見直しましょう。

  • SNSは本当に必要なもの1〜3つ程度に留める
  • 通知はオフにして時間を決めてチェックする
  • 「時間つぶしに見るだけ」のSNSは削除する

など、できる内容から実践してみてください。

学習系アプリでスマホを勉強道具に

スマホアプリのなかには、学習系のものも多くあります。学習系アプリを活用すれば、スマホを使いながら学力アップ、スキマ時間の勉強時間確保につながるためおすすめです。

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学習系アプリには無料のものもたくさんあります。苦手を克服する、得意を伸ばす、暗記に使うなど目的や目標に合ったアプリがきっと見つかるので、ぜひいろいろと試してみてください。

とはいえアプリも多すぎると学習効率が低下する、飽きてしまうことがありますので、一通り試したら、いいと思うもの2〜3個に絞って利用するようにしましょう

友だちとの「ビデオ学習」でスマホを使えない状態にする

FaceTimeやLINE通話などの「ビデオ通話」機能を使って、離れた場所にいる友だちと一緒に学習するのも、スマホ依存脱却、学習時間確保に有効です。

ビデオをつなぎながら学習をすれば、頑張っている友だちの姿に刺激を受け、「自分も勉強をしなければ」という気持ちになれます。スマホを操作すれば友だちにわかるので、自然とスマホを触らなくなります。また、ビデオがつながっていれば、わからない部分をお互いに質問し合えるというメリットもあります。

ほかに似たような方法としては、カメラの「タイムラプス」機能を活用して学習の様子を早送りのビデオとして撮影し、成果としてSNSにアップするというものも。スマホを触らないことにプラスし、頑張ったことをSNSで誰かに評価してもらえるため、励みになるでしょう。

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まとめ

今回は高校生のスマホ依存について、その原因や改善方法などを解説しました。スマホ依存は深刻化すると体や心にさまざまな悪影響を与えるため、抜け出せるよう努力することをおすすめします。

スマホ依存から脱却する、スマホを活用するための方法はさまざまですが、なかなか改善できない、症状が深刻化してつらい場合には病院への相談、受診も視野に入れましょう。スマホは便利ですが、自分のためになるものとして上手に活用し、付き合っていってください。

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