高校生の進路選択でよくある7つの悩み【解決策付き】

Edv Magazine 編集部

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高校生の進路選択でよくある7つの悩み【解決策付き】

高校生になると始まる進路相談。将来の夢や目標が無く、受験する大学が決まらない人や自分の向き・不向きが分からないため志望大学で夢を叶えられるのか不安な人も多いと思います。

中には学費が高く、親や先生の同意が得られないため、進学するか迷っている人もいるのではないでしょうか。

そこで気になるのが、将来の夢の見つけ方や大学以外の進路について。

今回の記事では、適性診断や過去の振り返りを通して向き・不向きを見つける方法や、学費が足りない時の解決策などを紹介します。進路選択に悩んでいる人はぜひ読んでみてください。

進路選択でよくある悩み

文部科学省「進路を考える時の高校生の気持ち」によると、高校生が進路選択において気がかりにしているのは

  • 1位「学力が足りないかもしれない」・・・58.4%
  • 2位「自分に合っているものがわからない」・・・38.3%
  • 3位「やりたいことが見つからない・わからない」・・・32.7%

という結果でした。

上記の調査も踏まえ、進路選択でよくある悩みを以下7つ紹介します。あなたが今悩んでいる内容に近いものはどれでしょうか。

  1. 学力が足りないかもしれない
  2. 自分の向き不向きが分からない
  3. やりたいことが分からない
  4. 大学・短大・専門学校どれを選択すればいいか分からない
  5. 情報の集め方が分からない
  6. 学費が高い
  7. 親や先生の同意が得られない

それぞれの悩みに対する解決策を以下、解説します。

① 学力が足りない悩みを解決

志望している大学のレベルと自分の成績を見比べたとき、学力が足りないかもしれないと感じることがあるでしょう。

例えば、全国模試では、志望校に対する成績がA~E程度で判定されます。判定がAだとほとんどの人は安心しますが、判定がB~Eだと学力が足りないのではないかと不安になる人もいますよね。

そんな悩みに対する解決策は2つあります。

1. 実力に見合う大学を見つける

1つ目の解決策は自分の実力に見合う大学を見つけることです。受験本番や願書を提出する時期に、学力が足りないかもと考えている人におすすめの解決策です。

とにかく現役で大学に入学したい人は、自分の学力に見合った大学を受験することが確実な方法でしょう。では見合う大学はどのようにして判断するのでしょうか。

一番は、学校の先生や塾の先生と話し合って決めることです

学校や塾は長年のノウハウを持っており、判定と成績をもとに見合う受験大学を見つけてくれます。実力に見合う大学が自分で判断できない場合は、合格判定と先生の判断を参考にしてみましょう。

2. 成績を上げる

受験本番までまだ時間がある人におすすめの方法です。志望校がはっきりしている人、旧帝大や医学部に行きたいなどの夢がある人は、成績を上げるしかありません。

まず、目標大学合格に足りない点はどこか分析しましょう。センターや二次それぞれのボーダー点数が公表されているサイトで目標点を探します。

そして自分がどの科目が何点足りていないのかを分析します。その科目の弱点分野を集中して勉強していけば、点数を伸ばすことができるでしょう。弱点分野が多い場合は、伸びしろ順に優先順位を付けるといいでしょう。

② 自分の向き・不向きが分からない悩みを解決

自分にできること、向いていることが分からないから、どの学校に行けば良いのか分からない。どの方向を目指して頑張ればいいのか分からない。そんな悩みはありませんか?

自分の向き・不向きを把握することができれば、自分に適した進路を見つけることができます。それらを知る方法は2つあります。

1. 適性診断を受ける

適職診断や適学診断を受けたことがありますか?複数の質問に答えることであなたの性格・特性に向いている職業や学部をおすすめしてくれるサービスです。

おすすめの「適性診断サイト」についてこちらにまとめているので、参考にしてみてください。

2. 過去を振り返る

2つ目の方法は過去を振り返ることです。

幼少期から現在までの、好きだったこと、苦手だったこと、頑張ったこと、一番生き生きしていた瞬間などを振り返ります

幼少期から現在までずっと変わらず好きなものがあれば、それがあなたの将来やりたいことにつながるでしょう。

例えば、絵を描くことにずっと夢中になっていたとしましょう。絵を描くことはあなたの性格に向いていることだと分かります。漫画家になるために専門学校に行く選択や、大学で美術を学ぶ選択ができるでしょう。

幼少期から好きだったことや生き生きとしている瞬間が一見バラバラに見えることもあるかもしれません。その場合は、全てをリストアップして見比べてみましょう。問題解決が好き、人と話すことが好きなどの意外な共通点が見つかるかもしれません。

また逆に、幼少期から現在までの16~18年間ずっと苦手なことがあれば今後も苦手なままであると予想できます。

③ やりたいことが分からないを解決

将来の夢や目的がはっきりと決まっていれば、進路にもそこまで困ることはないと思います。ここでは、やりたいことや将来の夢を見つける方法を2つ紹介します。

1. 将来の夢を見つける

やりたいことが分からない人におすすめなのは将来の夢を見つけることです。

適職診断サイトで興味を持った職業でもいいですし、適学診断でピッタリだった学問分野でも構いません。

また、3年後、5年後になっていたい姿でも大丈夫です。留学をしたい、専門知識を身につけたい、幅広い知識・知見を得ていたいなど抽象的なことでもそれが大きな将来の夢に繋がる可能性はあります。

抽象的だとまだ進路に迷ってしまう、もっと具体的な夢を見つけたい・・・という人は「将来の夢が決まらない?おすすめの夢の見つけ方5選」を読んでみてください。

2. 自己分析をする

夢がなかなか決まらない学生を助けてくれるのが、自己分析です。

自己分析の方法は、過去に打ち込んだことを振り返り、その熱中した経験を掘り下げる。そしてその複数の経験の中で、どこからやる気が出ていたのかを見つけます

まずは、小学校、中学校、高校と3〜6つ打ち込んだことをリストアップしてみましょう。小さなことでも構いません。例えば、校外学習で打ち込んだこと、夏休みの自由研究で頑張ったこと、成績を上げるために努力したこと、部活で頑張ったことなど。時間をかけたこと、夢中になったことを挙げてみましょう。

次にそれらの経験を掘り下げて考えてみましょう。

具体的にどんなことに打ち込んだのか。なぜその活動を頑張ることができたのか。活動の中で何か悔しいこと、難しかったことはあったか。その逆境をどうやって乗り越えたか。その経験から学んだことは何かなど、自分自身に質問をしていきます。

全ての経験を掘り下げたら、まとめに入ります。

打ち込んだことの系統が似ていたら、それが夢に繋がるかもしれません。例えば、打ち込んだことが理科の実験、水蒸気に関する自由研究、生物を見る校外学習であれば、理科という科目全体に興味を持っていることが分かります。

頑張れた理由が似ていたら、自分がどのようなときにモチベーションを上げられるのかを知れます。

④ 大学・短大・専門学校の進路選択ができない悩みを解決

進学は考えているけれど、大学か短大か専門学校、どれに進めばいいのかが分からないと悩んでいる高校生も多いのではないでしょうか。

3つの中から進路選択をするにはそれぞれのメリット・デメリットを知り、どれが自分に合っているか比較検討を行いましょう。

大学・短大・専門学校それぞれのメリットとデメリットを知る

まず初めに大学・短大・専門学校のメリットとデメリットについて下記の表をみて、理解しましょう。

進学先メリットデメリット
大学(4年制)・将来の選択肢を増やすことができる
・4年間と他よりも時間に余裕がある
=進路について考える時間がある
・専門的なスキルが他と比べて尽きにくい・学費が短大・専門学校よりも高い
短大(2年制)・大学と比較して早く社会に出ることができる・専門的なことを学ぶため、就職先の選択肢は大学と比較すると狭まる・大学ではないと慣れない職業がある(医師・薬剤師など)
専門学校(2年制)・唯一入学試験がない・専門的なことを学ぶため、社会に出てから現場で即戦力になる・専門的なことを学ぶため、就職先の選択肢は大学と比較すると狭まる・大学ではないと慣れない職業がある(医師・薬剤師など)

やりたいことがはっきり決まっている高校生は短大・専門学校に進学するのもありですが、大学卒業資格が必要な職業(医師や薬剤師)や、現実的に大卒資格が必要である職業(大手総合職・弁護士・大学教授)も中には存在します。

そのため自分がなりたい職業のための短大・専門学校があるかを調べ、さらにその学校ではなりたい職業への就職率が高いかを調べることが必要です

大学の方が将来の選択肢は広がるため、なりたい職業がはっきり決まっていない人は大学に進学し、4年間で決めるのがいいでしょう。

⑤ 情報の集め方が分からない悩みを解決

知りたい情報をうまく集めることができず、進路が決まらないという悩みがありませんか。

適切な情報を集めることができれば、選択肢の幅が広がり進みたい道が見えてくるかもしれません。ここでは情報を集めるときにおすすめの方法を3つご紹介します。

1. インターネットで調べる

知りたいことに関する単語をGoogleで検索すれば、簡単に参考になる情報を見つけることができます。

例えば、進路に悩んでいる人は「進路 悩み」で検索してみてください。順に記事を読んで行けば、あなたの悩みを解決してくれる記事がきっと見つかるでしょう。

大学受験をするかどうか悩んでいるのであれば、「大学受験 しない」や、専門高校と大学進学のどちらにするか悩んでいるのであれば、「専門 大学 進学」や「専門 大学 どっち」など単語を限定させましょう。

2. 本で調べる

インターネットが発達している現在でも、本は役立つ情報源です。

誰でも書き込めるウェブに比べて、本は大学教授など一定の経験がある人が執筆していることが多いため、信頼度が高い情報に行き着く確率が高いです

本屋の参考書や教育コーナーに行けば、進路の決め方が書かれた本、大学の情報がまとまった本などたくさんの情報を仕入れることができます。

どんな本を読んだらいいか分からない人は「【高校生向け】進路の悩みは読書で解決!話題のおすすめ本10選」に載っているものからまず読んでみましょう。

本を何冊も買う余裕がない人は、高校や公立の図書館で本を借りるのもの手です。図書館での勉強ついでに本を借りて帰るのもおすすめです。また返しに行かないといけないので、勉強のルーティーンを作ることができます。

3. 先生や友人・知人に聞く

身近な人からリアルな情報を仕入れたい人は、先生や友人・知人に聞くという手もあります。メリットとして、体験をベースに話をしてくれるので想像しやすいことと、自らの生活や経験と照らし合わせて考えることができる点が挙げられます。

⑥ 学費が高い悩みを解決

将来の夢や行きたい学校はきまったものの、学費が高くて大学に行けないと悩んでいる人もいるでしょう。学費の問題を解決する方法は2つあります。

1. 奨学金を借りる

奨学金を借りれば、入学金や学費などまとまったお金が必要なときに自己負担を減らすことができます

奨学金は大きく分けて2つタイプがあります。将来的に返済が必要な「貸与型奨学金」と、返済が不要な「給付型奨学金」です。

貸与型奨学金は、収入が比較的少ない家庭に対して貸し付けているものです。年収の上限や家庭内の状況にもよりますが、ほぼ借りることができます。

給付型奨学金は、貸与型に比べて世帯収入が低い家庭を対象にしています。審査は厳しく、狭き門ですが、返済不要のメリットは大きいので検討の価値があります。

参考:大学で利用できる奨学金制度とは?おすすめの奨学金も解説

2. 専門学校・短大に行く

奨学金を借りれる目処が立たない人は、専門学校や短大に行く方法もあります。短大や専門学校は、学校の種類にもよりますが、大学でより少ない金額で進学できる場合があります。

⑦ 親や先生の同意が得られない悩みを解決

行きたい大学、専門学校を見つけても、保護者や先生の同意が得られない場合もあると思います。熱意やモチベーションはあるのに、周囲に反対されるのは辛いですよね。

この場合、保護者や先生を説得すること、選択を見直すことで解決できるかもしれません。

ここでは簡単に解説しますが、より詳しく知りたい人は「親に進路を反対された!うまい説得方法と事前に考えておくべきこと」を読んでみてください。

1. 説得する

自分が本当に大学や専門学校に行きたいと思っていることを伝え、説得します。その場合、自分の夢と夢の妥当性 → そのために何が必要か → それが大学、専門学校進学に繋がるという順番で説得しましょう

お金に不安があって反対されている場合、奨学金の情報、奨学金を使って進学した先輩の経験談などを付け足すと説得力が増します。

夢を反対されるのは辛いときもありますが、論理的に、そして熱意を持って説得すれば応援してくれるでしょう。

2. 選択を見直す

それでも反対される場合、自分の選択を見直す必要があるでしょう。

保護者や先生が反対している理由が論理的であれば、アドバイスだと思って一旦受け止めてみることも必要です。

例えば、幼少期から生物や科学が好きで、現在も理系科目が得意だとしましょう。しかしつい最近ピアノを始めて熱中している。だからピアノの学校に行きたくなってきた学生がいます。しかし保護者や先生は理系の大学進学を進めて来る。

このような場合は、保護者や先生の言い分も一理ありますよね。一度アドバイスを受け入れ、自分の選択を見直してみましょう。

まとめ

進路選択に悩みはつきものです。また人によって進路が決まるタイミングはバラバラですので、悩んでいることに悩んだり、なかなか決まらないことに焦ったりする必要はありません。今回紹介した方法を使って、まずは自分の悩みと冷静に向き合うだけでも気持ちはきっと楽になります。 

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