【将来に悩む高校生へ】進路の決め方を学年別に解説

Edv Magazine 編集部

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【将来に悩む高校生へ】進路の決め方を学年別に解説

「やりたいことがわからない」「大学・短大・専門学校どこに行くべきなのか」など進路選択について悩んでいる人は多いのではないでしょうか。漠然と進路について考えることは誰にとっても難しいですが、学年別にやっておくべきことを押さえていけば大丈夫です。

この記事では、進路選択するうえで高校の各学年でやっておくべきことを解説しています。進路について何からやっていけばいいか分からない人はぜひ参考にしてみてください。

進路とは

進路とは、高校卒業後にどのような道へ進んでいくかという方針、もしくは目標とするキャリアを指します。一般的には、「進学」「就職」「留学」「独立」の4つに分けられます。

  • 進学:大学・短大・専門学校など希望する分野に合わせて専門的に学べる学校へ通います。
  • 就職:公的機関や民間企業に勤め、給与をいただきながら仕事をしていきます。
  • 留学:海外の語学・文化・技術への理解を高めたり日本のよさを伝えたりするために、現地で学びを継続していきます。
  • 独立:スタートアップを起業する、フリーランスで活動するなど自分の強みを生かして仕事をしていきます。

高校生の進路としては進学か就職を選ぶ人が多く、留学や独立は大学在中にしている人が多いです。しかし高校生のうちに留学や起業をすることもかけがえのない経験となりますので、自分の希望に合わせて選択していきましょう。

高校生の進路カレンダー

まずは、高校生の進路カレンダーを見ていきましょう。進路選択をする上で、各学年がどういう位置付けにいるのかについて解説していきます。

高校1年生:進学or就職?将来について大雑把に考えよう!

高校1年生は、将来について大まかな方向性を考える時期です。そもそも自分は進学したいのか、就職したいのか、どんな大人になりたいのか、希望する職業があるのか、など思いつくままに考えてみましょう。

「進路って高校1年生から具体的に決めておかないとダメ?」と焦る必要はありません。希望する進路によっては高校1年生から万全な対策が必要となることもありますが、まずはおおまかな方向性を決めるつもりでいれば大丈夫です。

高校2年生:大学or短大?文系or理系?的を絞って考えよう!

高校2年生は、進路について具体的に考え始める時期です。進学を希望する場合は、大学か短大か専門学校か、文系か理系か、など詳しく決めていきます。

オープンキャンパスや進路相談会に参加して、卒業後の進路についてイメージしておくのもよいでしょう。塾に通ったり模試を受けたりなど、学力を身に着けていくことも重要です。

高校3年生:いよいよ受験対策!合格するまでの対策を練ろう!

高校3年生は、いよいよ受験生として勉強に励む時期です。年間・月間・週間でスケジュールを立て、合格までの道のりを作っていきましょう。

部活を引退し、模試や過去問に取り組むことも多くなっていくため体力勝負の時期でもあります。最初からあまりエンジン全開にならないよう、計画的に取り組んでいくことが重要です。

高校1年生で進路のためにやっておくべきこと

では、高校1年生でやっておくべきことについて具体的にみていきましょう。

自己分析を始めてみる

自己分析とは今までの人生を振り返り、そこから自分の考え方や、やりたいこと、なりたい姿について考えることです。

自己分析により、自分の目指したい方向性を少しずつ決めていくとよいでしょう。

  • どんな大人になりたいか
  • どんな人を尊敬しているか
  • 得意科目や苦手科目
  • 好きなことや嫌いなこと

など自分について改めてじっくり考えてみましょう。

自己分析の例としては

  • 英語が好き → 英語が学べる学校へ進学する or 留学する
  • スポーツが好き → 進学してもスポーツができるよう大学のスポーツ推薦を受ける
  • 弁護士ドラマが好き、弁護士に憧れる → 法律を学べる学校や学部に進学する
  • 旅行が好きだから働きながら旅行したい → 外国語や観光について学べる学校に進学する or 旅行関係の仕事に就職する

などが挙げられます。

「好き」や「得意」を活かす道を掲げるのは、モチベーションアップに繋がります。好きなことややりたいことが分からない人は、将来の夢診断(無料)を受けるのがおすすめです。

興味のある職業について調べてみる

興味のある職業について調べてみることも大切です。希望する職業によっては、進学すべきか、就職すべきかが分かれます。

たとえば医師を目指す場合は、国家試験の受験資格を得るために医学課程を履修する必要があります。そのため、医学部進学が視野に入ることになるでしょう。

また学校教諭を目指す場合は、教員採用試験の受験資格を得るために教職課程を履修する必要があります。小学校教諭・中学校教諭の場合は、大学院・大学・短期大学を問わず教職課程が履修できる進学先であれば問題ありません。ただし、高校教諭だけは大学院もしくは大学での履修に限るとされていますので注意が必要です。

このように、目指す職業によっては「進学先が限られてくるもの」「学部が限られてくるもの」もあります。既に興味のある職業がある人は、「弁護士になるには」「スタイリストになるには」のように「○○になるには」で一度検索してみてください

高校生に人気な職業ランキングを参考にするのもいいでしょう。

奨学金制度について調べてみる

金銭的な余裕がないことを理由に進学を諦め、就職を検討している人もいるのではないでしょうか。しかし、奨学金制度を上手く利用することができれば、親や保護者に負担をかけることなく進学することも可能です。

国が運営している奨学金、民間の奨学金、学校独自の奨学金、スポーツや芸術面で特に秀でている人を対象とした奨学金など、幅広く調べてみましょう。

代表的なものとして、独立行政法人日本学生支援機構が運営している奨学金が挙げられます。進学先に在籍している間は学業に専念し、卒業後少しずつ返還していく「貸与型」を利用するのが一般的です。

特に金銭的な余裕がないとみなされる人や、学業成績が優秀な人は、返済が不要な「給付型」奨学金を利用することもできますので、どんな条件で適用されるかを確認しておくのもよいでしょう。

参考:大学で利用できる奨学金制度とは?おすすめの奨学金も解説

推薦入試について調べてみる

推薦入試は、大まかに「学校推薦型選抜」「総合型選抜(旧AO入試)」の2種類に分けられます。

学校推薦型選抜は、応募できる高校が決まっている「指定校推薦」と、広く学生を募る「公募制推薦」に分かれていて、在籍する高校の推薦を必要とする入試形態です。評価基準は大学や学部によって多様です。学力、生活態度、スポーツ、文化活動、資格などの基準で評価が行われます。

総合型選抜は、スポーツ、芸術、意欲など、オリジナルの強みがある人が出願することが多い受験方式です。大会やコンクールの成績を加味した上で実技試験を課す場合もあり、一芸に秀でた人には向いていると言えるでしょう。

推薦入試を狙うのであれば、高校生活をどう過ごすかが重要になってきます。高い成績を維持する、スポーツで結果を残す、芸術分野を極めるなど、いずれにしても一朝一夕で身につくものではありませんので、早めの段階で検討・実行しておくことがポイントです。

高校2年生で進路のためにやっておくべきこと

では次に、高校2年生でやっておくべきことについて具体的にみていきましょう。

大学・短大・専門学校の選択をする

進学先を、大学か短大か専門学校のどこにするかを選択します。

進学先メリットデメリット
大学・将来の選択肢を増やすことができる
・4年間授業を受けながら進路について考える時間がある
・専門的なスキルが他の進学選択と比べて尽きにくい・学費が高い
短大・早く社会に出ることができる(2年で卒業するため)・専門的なことを学ぶため、将来の選択肢は大学と比較すると狭まる
専門学校・専門的なことを学ぶため、社会に出てから現場で即戦力になる・専門的なことを学ぶため、将来の選択肢は大学と比較すると狭まる

上の表は大学・短大・専門学校それぞれに進学した際のメリットとデメリットです。

やりたいことがはっきりと決まっている高校生は短大や専門学校を選択してもいいですし、大学で学びながら具体的な将来を決めたいという高校生は大学を選択してもいいかもしれません。

いずれにせよ自分に合った進学選択をすることが重要です。

オープンキャンパスに参加する

進学先が開催しているオープンキャンパスや進路相談会に参加します。

現地に足を運んでみることで進学先のイメージがつきやすく、パンフレットやHPだけでは分からない魅力を発見することができます。

大学教授や先輩の様子を見て入学意欲が高まることもありますので、先入観を持たずにまずは気になる学校を積極的に見に行きましょう

国公立・私立の選択をする

国公立大学を狙うか、私立大学に絞るかを選択します。

国公立大学の個別試験においては、5教科7科目(外国語・数学から2科目、国語、理科から2科目、社会から1科目)が課されるのが一般的です。私立大学においては2科目受験が認められているところもありますので、科目数だけ見てもかなりの差があるといえるでしょう。

国公立希望から私立希望に変更することはできても、私立希望から国公立希望に変更することは容易ではありません

志望学部を決める

学部によっては受験科目が指定されているところもあるため、より効率よい学習のために高校2年生の段階で志望学部を決めておくとよいでしょう。

理学部を受験する場合は数学や理科に、外国語学部を受験する場合は英語や国語に力を入れるなど、目標が立てやすくなります。

模試を受け始める

現段階の実力を測るために、模試を受け始めましょう。

自分の得意科目や苦手科目、全国における学力レベルなどを把握するために役立ちます。志望校判定ができるタイプの模試もありますので、志望大学や知っている大学の名前を書き、どれくらいの合格率が出るか試してみてもいいでしょう。

文系・理系の選択をする

多くの高校において、2年生の段階で文系・理系のクラス分けが行われます。

志望学部が決まっていれば、理系文系の選択もしやすいでしょう。模試の結果を見て得意不得意を判断し、選択するのも1つの方法です。的を絞って勉強することで、効率のよい受験勉強ができるようになります。

塾や予備校について調べる

塾や予備校に通うことで、受験勉強対策を確立させていくのもよいでしょう。

多くの予備校では、2年生修了までに高校履修範囲を完了させ、それ以降は過去問や志望校別の対策を行っていくやり方が導入されています。

高校3年生の秋になって1から対策しようと予備校に通うのでは、受験に間に合わないリスクも出てきます。早めの段階から資料集めや見学をし、自分に合った塾・予備校を選びましょう。

高校3年生で進路のためにやっておくべきこと

では最後に、高校3年生でやっておくべきことについて具体的にみていきましょう。

志望校を複数決めておく

いよいよ、志望校を決定する学年です。

既に強く希望する進学先がある場合は、その学校を第一志望に掲げ、偏差値バランスを考えていくつかの併願校を決めていきます。第一志望がまだ決まっていない場合は、模試や進路相談の結果を見ながら、仮でも構いませんのでいくつか受験校を決めていきましょう。

志望校を決めると目標が明確になるので、これからの長い受験勉強を乗り切るモチベーションにも繋がります。憧れの気持ちを高めつつ勉強に励みましょう。

募集要項や願書を集める

志望校の募集要項や願書は、早めに集めておきましょう。

願書だけでも多数の記入項目があり、学校の内申点や推薦状を必要とする学校もあるため、直前に慌てることがないよう準備を進めます。

また願書の到着日は必ず守るようにしましょう。到着が1日でも遅れてしまうと、出願受け付けが処理されず受験できなかったという事態になりかねません。期日に余裕をもって提出するのがおすすめです。

部活引退後のスケジュールを決める

部活に入っている場合は、引退後のスケジュールを確認しておきます。

大会やコンクールの勝ち抜き具合によって引退時期が決まる場合、事前の予測が難しいかもしれません。そのような場合、引退時期別に受験スケジュールを複数パターン組み立てていくことが大切です。

秋や冬になっても引退できず、思ったように勉強が進まないという事態についてもあらかじめ考えておきましょう。

過去問に取り組む

志望校の過去問に取り組みはじめます。合格ラインとなる点数を意識し、自分の苦手分野や勉強が足りていない単元を改めて見つけていくよう心掛けましょう。

学校によって出題傾向がかなり異なる場合もありますが、年度ごとに繰り返し解くことで傾向や癖を掴みやすくなります。

まとめ

今回は、進路の決め方を学年別に解説しました。

まとめると、

・1年生は、進学か就職か将来について大雑把に考える時期です。まずは、自己分析をして興味のある業界について調べてみてください。そして、奨学金制度推薦入学制度についても調べてみましょう。

・2年生は、進学するならば大学・短大・専門学校どこに行きたいのかを考えましょう。文系理系の選択をして、志望する学部国立・私立どちらを目指すのかについても考えると良いです。そのためにおすすめなのがオープンキャンパスに行くこと。自分の行きたい方向性が決まったら、模試を受けたり塾・予備校探しをすると3年生でスムーズに受験勉強をスタートできます。

・3年生は、いよいよ受験勉強のスタートです。部活引退のスケジュールを決め、志望校を複数決めておきましょう。受験が近づいてきたら、過去問に取り組み募集要項や願書の取り寄せも忘れずに。

学年ごとにやるべきことをしっかりと行い、後悔のない選択をしてください。進学だけでなく就職も視野に入れている人は、「高校生の将来の夢ランキング」就職関連の記事もチェックしてみてください。

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